JR仙台駅から西に10km、仙台と山形を結ぶ山岳路線、仙山線の途中にやさしい顔で地域を見守る大仏様がいる。

仙山線 愛子駅(あやしえき)の北、高台にあるお寺―――佛國寺(ぶっこくじ)。

この佛國寺の大仏様「愛子大佛」が、この高台に“降臨”してことしで20年。20周年限定の御朱印は、愛子大仏という名前からハートをモチーフに、愛が伝わるようなかわいく親しみやすいデザインで人気に。

また、これを記念した法要が10月15日に開かれ、住職のある強い想いでユニークな記念法要イベントが、地域の人たちを巻き込んで盛大に行われた。

それが、仙女 奉納女子プロレス&チャリティグッズ販売!

この佛國寺 愛子大仏 落成20周年記念法要で最も注目を集め、200人以上の来場者で盛りあがったのが、奉納女子プロレス!

地元仙台で活躍する女子プロレス団体「センダイガールズプロレスリング」が、愛子大佛のもとで本気決戦!

1試合目:岡優里佳 VS 岩田美香(WIN)
2試合目:谷もも VS DASH・チサコ(WIN)
3試合目:愛海+水波綾 VS 橋本千紘(WIN)+優宇

どの選手も「仏の世界」でも容赦なし遠慮なし、トップロープからのフライングボディアタックあり、場外乱闘あり、そして忘れてはならない愛子大佛への敬礼、観客へのギャグ。

―――静かな高台の寺に、200人以上の笑い声と歓声、そして彼女たちの叫び声が響き渡り、あの世と現世がいっしょになって盛り上がった。

“寺のロックフェス”も大盛りあがり!

もうひとつ忘れられないプログラムが、奉納女子プロレス試合前にリング上で繰り広げたオープニングアクト。

当日出席予定だったアイドルが欠席となったのをうけ、住職が急遽「ナムー」という3ピースバンドを結成。

住職が3曲を披露し、観客は地域に根ざしたお寺の新たなあり方を共有。キッチンカーで好きなドリンクやメニューを注文して、さながらローカルのロックフェスのような雰囲気に。

「今後はこうした“寺のロックフェス”も地域の人たちといっしょに大きくしていきたい」というから、楽しみ!

グッズ販売の売上をシングルマザーと一人親世帯に寄付

また、任意団体mia forza(ミアフォルツァ)、就労支援施設一般社団法人COM’S(コムズ)、DiyCE が協力し、チャリティイベントも開催。

このチャリティイベントでは、COM’S(コムズ)と DiyCE がつくったTシャツ3種とステッカー2種が販売され、胸元に「ナムー」と描かれたTシャツ(3,300円)は、とくに人気ですべて完売!

このチャリティイベントで販売された商品の売り上げの一部は、宮城県内のシングルマザーと一人親世帯に寄付された。

佛國寺 住職の想い「ひとり親世帯の支援をしたいと決心」

佛國寺 住職は、こうした地域の人たちといっしょに法要するイベントについて、こんな想いを込めている。

「仙台市には約1万6000人のシングルマザーが暮らしているといわれています。また、宮城県内の男女賃金格差は47都道府県中、7番目に大きいのが現実です。

しかし、シングルマザーや一人親世帯が仕事を探そうとしても、こどもが病気の際は休まなければならないなど、さまざまな理由で正規雇用に就くのが困難な状況が続いています」

「孤独な人を孤立させないように、宗教者として関わっていきたい」

「宮城県内の女性やこどもの困窮が加速していると実感しています。このような現実を痛感し、ひとり親世帯の支援をしたいと決心しました。

声をあげたくてもあげられない、助けを求めたくても、求め方が分からない人がたくさんいます。

そういった人たちに、この活動を気づいてもらえるように発信し続け、孤独な人が孤独にならないように、孤独な人を孤立させないように、宗教者として関わっていきたいと思います」

「トランスジェンダーの人たちの永代供養を」

「佛國寺では、DX からはじまり SDGs まで、さまざまな取り組みを行っています。

そこに、話題性を乗せることで、良い行いは自寺内だけで情報ををとどめず、正確な情報をアウトプットをして、『地域や困っている人の助けになりたい』と考えています。

今回のプロレスやキッチンカーの誘致も、その考えのもと、企画が生まれました。

佛國寺ではこのほか、環境配慮の観点から GX・DX に取り組み、パンフレットなどを WEB公開し、QRコードでアクセスできるようにすることで、極力、紙の消費をおさえ、環境にやさしいお寺をめざしています。

また、SDGs 目標達成にむけて、ジェンダー平等への取り組みも強化。具体的には、性別に関わらず、パートナーとともにお墓に入れるサービスも展開しています」(佛國寺 住職)

◆佛國寺
https://www.ayasi-daibutsu.jp/

フォーバル 東北支社も SDGs 推進を支援

佛國寺 公式サイト制作をサポートしてきたフォーバル 東北支社の松下伸一支社長は、今後のサポートについてこう伝えている。

「佛國寺との出会いは、『トランスジェンダーの人たちの永代供養をすすめていきたい』と相談を受けたのが始まりです。

お話しをいただいたとき、GX や DX を支援するフォーバルとして、SDGs を柱とした佛國寺さんの取り組みを支援していきたいと決意しました。

今後、東北支社が先陣を切り、東北6県の中小企業に対して SDGs 推進を支援し、全国をリードしていける存在になりたいと考えています」(フォーバル 東北支社 松下伸一支社長)

◆フォーバル
https://www.forval.co.jp/

おすすめ記事