東京・神奈川を中心に130校を運営する個別指導塾、創英ゼミナール(創英コーポレーション)が公表した「ChatGPTを使いこなすコツ3選」「テクノロジーを使いこなす力は「非認知能力」で解決できる」「非認知能力を伸ばす具体的な方法」といったレポート結果が興味深い。

―――アメリカ OpenAI 社が開発した ChatGPT は、インターネットや書籍からなる膨大なデータをもとにした事前学習により、幅広いトピックへの対応や、極めて自然な文章のアウトプットを可能にしているチャットボット。

要約、論文・レポートの作成やプログラミング、企業分析まで幅広く行えるいっぽうで、この ChatGPT を使いこなせている人はどれほどいるか。

実際に ChatGPT を使ってみて、「求めていた答えが出てこない」という経験をした人も多いはず。

そんななか、「チャットボットになんでも質問してしまいがちないま、いかに ChatGPT に『明確な指示ができるか』が重要になってきている」という創英ゼミナールが、「ChatGPTを使いこなすコツ3選」を公表した。そのコツ3選が、これだ↓↓↓

「シーン設定、前提」を与える

ChatGPTを使いこなすコツ3選 by 創英ゼミナール

◆コツ1:「シーン設定、前提」を与える

「あなたは日本一の企業のマーケターです」「あなたは大学の教授です」といったようなシーン設定を伝え、また、「Z世代からの認知を獲得したいです」「これは学期末のレポート作成です」のように、こちらの置かれている状況、求めている前提を指示する必要がある。

「狭く明確な指示」を与える

ChatGPTを使いこなすコツ3選 by 創英ゼミナール

◆コツ2:「狭く明確な指示」を与える

曖昧な指示ではなく、「3000字以内にまとめてください」「箇条書きで記載してください」など、狭めた設定を指示する必要がある。

「調整」の連続

ChatGPTを使いこなすコツ3選 by 創英ゼミナール

◆コツ3:「調整」の連続

上記を指示した上で得た回答から、たとえば「具体例をもう一つ追加してください」という追加の指示や、さらに狭めた細部の質問を重ねてすることによって回答の精度が高まるという特徴がある。

―――このように、抽象的な質問をするよりも、細かく指示をして調整を行うことで自分の求めている回答に近づくことができ、チャットボットの恩恵をより受け取ることができる。

このことから、テクノロジーが日々進化する世の中では、よりそれを「使いこなす」能力が必要になってくることがわかる。

AI活用においても、現実社会においても必要な「適切な指示ができる人間」「場に応じて臨機応変に調整する力、対応する力」が求められる。これらは一般に「非認知能力」と呼ばれる能力だ。

非認知能力でテクノロジーを使いこなせ

こうしたコツを公表した創英ゼミナールは、「テクノロジーを使いこなす力は「非認知能力」で解決できる」ともいう。

非認知能力とは、「思考力」「表現力」「判断力」など、テストで数値化することが難しい、生きていくために必要な能力。

「適切な指示ができる」「その場に応じて臨機応変に対応する」という上記の能力も非認知能力であるといえる。

社会性や実行力… 非認知能力の例

◆社会性(協調性やコミュニケーション力)

◆持続力(あきらめない、粘り強さ)

◆意欲(向上心や1つの物事への集中力)

◆回復力(逆境や困難への立ち直り)

◆実行力(計画を実現する力)

◆クリエイティビティ(想像力や直観力)

◆自制心(ルールを守る、勤勉さ)

非認知能力のある大人に育てるには

非認知能力を育てるためのアクションは、脳や心の発達する幼児期など、できるだけ早期に始めるのが良いといわれている。

また、非認知能力を育てるために重要なことは「体験をする」ことであるといわれ、創英ゼミナールは、非認知能力を伸ばす具体的な方法について、幼児期と小学生以降でのメソッドを公表した↓↓↓

幼児期:自然遊び/公園遊び

実際にいろいろなものを見て、触って感じることができる自然遊びが多いとイメージする想像力が豊かになり、遊びを通して得た発見や驚きは知識の記憶を定着させる基盤となる。

幼児期:本の読み聞かせ

現実の経験と想像が混じって成長していくなかで、たくさんの絵本に触れることで思いやりや「社交性」、「自信」を育む。好きだと思う作品を楽しみながら読むことが大切。

幼児期:ごっこ遊び

子どもの「想像力」、「コミュニケーション能力」を育てる。 特別な道具は必要なく、積み木や紙、段ボール箱など、身近にあるものでOK。

―――また、そういった体験を通して好きでたまらないなにかを見つけ、子どもが能動的に追いかける状態が理想。

大人から「やりなさい」といわれなくても子ども自身が没頭するときに非認知能力はよく養われる。

小学生以降:自然と触れ合う

幼児期と同様、学生や大人になっても共通して「想像力」の豊かさにつながる。

小学生以降:小説を読む

小説は複数の登場人物それぞれの感情や思いを考えて読み進めていくので、他者の気持ちを汲むことができるようになり「社会的能力」の向上につながる。

小学生以降:アートに触れる

「想像力」「クリエイティブな思考」が育まれ、知識や技術ではなく、自分の興味や疑問を掘り下げて探求することで、「主体性」を突き詰め、結果的に「他者への理解」にもつながる。

小学生以降:日頃から日記などで文章を書く

日頃から日記などで文章を書くことを習慣化することで、言葉の言い回しや自分の気持ちを表現する的確な言い回しを考えることで、「表現力」「思考力」を向上できる。

「夢見る力と大きな感動を」創英ゼミナール

創英コーポレーションが展開する「創英ゼミナール」は、東京・神奈川を中心に130校を運営する個別指導塾。

「夢見る力と大きな感動を」という企業理念のもと、将来を担う一人ひとりの子どもたちのために、何ができるかを真剣に考え、学習を通してその思いを伝えている。

多くの生徒を指導してきた豊富な知識と経験から各地域の学校の学習やテストにも対応が可能。

また、個別で5教科すべての指導に対応し、生徒一人ひとりに最も必要な学習提供を可能に。

つきっきり指導でわからないことを見逃さず理解・定着するまでしっかりと指導していくという。

◆創英ゼミナール
https://www.souei.net

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