がん治療でつらかった症状として、5人に1人が肌トラブルだった。しかも、がん治療中、最も行われていた肌ケアの目的は乾燥だった―――。
第一三共ヘルスケアは「抗がん剤治療中から取り入れたいスキンケア」「術後、抗がん剤治療中・後の悩み対策」と題したがん患者向けセミナーを開き、敏感肌向け「ミノン」などを使ったスキンケア・セルフケアのポイントを説明した。
アレルギーの原因物質を極力カット、低刺激性、弱酸性のミノン
1973年、化粧品アレルギーによる肌トラブルをなくしたいという想いから誕生した「ミノン」。
その名の由来は、「Non allergic(アレルギーの原因物質を極力カット)」「Non toxic(低刺激性)」「Non alkaline(弱酸性)」という、開発当初からめざしている3つの「Non」。
アレルギーの原因物質を極力カットし、低刺激性(低毒性)、弱酸性(アルカリ性ではない)で、赤ちゃんから大人、高齢の人まで使えるスキンケアアイテムとして知られる↓↓↓
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_minon/
がん患者の QOL(生活の質)向上めざして
第一三共ヘルスケア「治療による肌トラブルに悩む 働く女性のがん患者さん向けセミナー」(2/2 @東京 日本橋)では、第一三共ヘルスケア 広報部 上吉川奈央 薬剤師、東島愛美 看護師、アピアランス・サポート東京 アピアランス・サポート相談室 村橋紀有子 室長が登壇し、「抗がん剤治療中から取り入れたいスキンケアについて」「肌ケア体験講義」などをテーマに講義。
専門家の視点から、肌のマッサージ方法やがん治療による肌トラブルに悩む患者へアドバイスし、がん患者たちの QOL(生活の質)向上をめざした。
東島愛美 看護師「抗がん剤で引き起こす乾燥肌への3つの対策、保清・保湿・保護」
東島愛美 看護師は、がん治療中に起こりやすい皮膚症状や日常で取り入れたいスキンケアについて講義。
抗がん剤で皮膚の基底層がダメージを受けると、皮膚の新陳代謝が鈍くなり、皮膚トラブルの原因になる。
また、抗がん剤で表皮の細胞がダメージを受けて角質層が薄くなり、皮膚や汗の分泌も悪くなり、乾燥肌を引き起こすという。
さらに、肌が乾燥すると、アレルギーを引き起こす物質や細菌の侵入率も増加するということで、東島看護師はスキンケアのポイントについて、次の3つを教えてくれた。
低刺激 弱酸性 バリア機能 ノンケミカル
◆保清 ―――肌に優しい低刺激の弱酸性の洗浄剤で清潔に。優しく洗う弱酸性のタオルをいっしょに使うのもポイント。
◆保湿 ―――塗ってケア。肌のバリア機能をサポートしてくれる低刺激性処方・肌あれ防止機能をもつ保湿剤を選ぶ。朝・夜 2回は保湿剤を塗り肌バリアを。
◆保護 ―――日光の強い刺激を日焼け止め剤で防ぐ。日焼け止めクリームはノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)の敏感肌向け紫外線対策製品を選ぶ。
血行改善し健康的表情に、巡活マッサージも体感
行政や医療機関と連携し、がん治療による副作用で脱毛や爪の変色、肌のくすみなどの悩みに向き合い、治療生活の質を高めるべく活動するアピアランス・サポート東京の 村橋紀有子 室長は、医学的根拠にもとづいた安全かつ効果的な巡活マッサージを伝授。
巡活マッサージには「不要な水分や老廃物を排出」「静脈とリンパの走行を正しく理解し効果的に結構を促す」「血行を改善し健康的な表情に」といった改善が期待できる。
肌ケアを日々の習慣に取り入れ、少しでも穏やかで心地よい時間を
今回のセミナーでは、この巡活マッサージをセミナー参加者全員で体感。
その詳しいメソッドは、公式サイトに詳しく紹介されているから、チェックしてみてほしい↓↓↓
https://junkatz.jp/
また村橋 室長は、この巡活マッサージに入る前に、第一三共ヘルスケア「ミノン」を使った手洗い・ネイルケア・クレンジングも推奨。
さらに、この巡活マッサージを行うさいに、「たっぷりと乳液やクリームを使って摩擦を起こさないこと」「肌ケアを日々の習慣に取り入れ、自分をいたわりながら、少しでも穏やかで心地よい時間を」とも伝えていた。
―――第一三共ヘルスケアは、「多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する」という第一三共グループ企業理念のもと、生活者自ら選択し、購入できる OTC 医薬品の事業を展開。
現在は、OTC 医薬品にとどまらず、スキンケアやオーラルケアへと事業領域を拡張し、コーポレートスローガン「Fit for You 健やかなライフスタイルをつくるパートナーへ」の実現に向けてさまざまな取り組みを実施している。
「がん治療の皮膚ケア情報サイト はだカレッジ」もそのひとつ↓↓↓
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hada-college/
こうした事業を通じて、自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」を推進し、誰もがより健康で美しくあり続けることのできる社会をめざしていくという。