伊藤忠商事グループ食品総合卸 日本アクセスの子会社である D&Sソリューションズは、スーパーマーケット専用に開発した「LINEミニアプリ」での販促支援・DX化を加速させる。

D&Sソリューションズが展開する小売業者向け「LINEミニアプリ」は、要件定義の時間や開発費をかけることなく、データを連携いただくだけでスピーディかつ低コストで実装できるサービス。

顧客のロイヤリティ向上につながるチラシ配信・クーポン配信・コンテンツ配信といった機能を標準搭載し、運用上の負荷低減につながる仕組みで、小売企業様がアプリを通じて顧客に向き合うための環境の構築を実現する。

スーパーマーケットやコンビニなどで LINEミニアプリ の普及がすすむ背景には、超高齢化社会、人材不足、そして新型コロナウイルスまん延などで、非接触のデジタルサービスを活用したユーザーとの関係強化が小売業での重要課題となってきたことから。

アプリの追加DLや煩雑な会員登録が不要

その最大の特長は、「アプリの追加ダウンロードや煩雑な会員登録が不要」という点。

D&Sソリューションズ 取締役 CTO プロダクト開発ユニット 今津達也 ユニット長(日本アクセス マーケティング部長 リテールAI推進担当)は、LINE上で動くこの LINEミニアプリ が小売業に浸透していくリアル事情についてこう教えてくれた。

「地元スーパーマーケットなどに定期的に通うシニア層は、WEBブラウザやスマホで新規会員登録するというだけで、大きな壁が立ちはだかる。

ユーザーIDやパスワードの設定、マイページ管理などは WEB に慣れ親しむ世代と違い、なかなかうまくすばやくできない」(今津ユニット長)

※画像は「新商品グランプリ 2025 年秋冬 発表会」(8/27 @日本アクセス本社)

コンテンツ支援・DX化支援を加速

そこで LINEミニアプリ だ。

D&Sソリューションズ 今津ユニット長は、「この LINEミニアプリ にさまざまな販促情報を流していきながら、ユーザーと店舗の接点をさらに広く厚く深くしていく」という。

「今後は、LINEミニアプリや、小売業が独自に展開しているオウンドメディア、リテールメディアに、 D&Sソリューションズのコンテンツ支援やさらなる DX化支援を手がけていきたい。

シニアユーザーは、やっぱり自分の地元のスーパーやコンビニの情報にみんな敏感。アンテナを立てている。

そのスーパーの LINEミニアプリ にさらなる販促情報などを有機的に発信していけば、人手不足のなかで現場の各コーナーの従来の販促物設置が省ける。

また、乳製品、菓子、青果など、各コーナーで担当者がいるスーパーで、一体的な販促物を展開するのはなかなか難しい。

そこで、LINEミニアプリ やオウンドメディアなどで、小売業の DX化を加速させていきたい」(今津ユニット長)

―――今津ユニット長は、もうひとつこんな話も。

「今後、安心安全な冷凍駅弁も手がけていきたい。

地域性や地方性がある冷凍駅弁の存在を知ってもらうべく、こうした商材の魅力も LINEミニアプリや小売業オウンドメディアなどを活用して、地域活性化へも貢献していきたい」

※ D&S Solutions「RETAILSTUDIO」導入企業

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