電車内で泣き止まない赤ちゃん、混雑した場所でのベビーカー操作――。
こうしたママ・パパの育児中の“日常の困りごと”を、自分が体験したらどう感じるだろうか。
ピジョンは、「赤ちゃんにやさしい未来」を実現するために、社会全体で育児を考え、赤ちゃんにやさしい行動につなげる取り組みとして、全国の中学生を対象にした「赤ちゃんを知る授業」を展開している。

AI動画で体験するママ・パパの「ドキドキ」

2025年10月、東京都内のかえつ有明中学校で実施された特別版出前授業では、赤ちゃんの特徴や育児について講義を通じて学び、妊婦ジャケット着用や赤ちゃん人形の抱っこ体験に加え、ママ・パパへの調査データを基に生成された「AI動画」を活用し、電車内で泣き止まない赤ちゃんや、エレベーターにベビーカーで乗れない焦りなど、ママ・パパが外出時に感じるリアルな“ドキドキ”を臨場感ある映像で見ることで、「自分ならどう感じるか」「その状況で何ができるか」を主体的に考えるきっかけを生徒に提供した。

赤ちゃん・育児にやさしい社会への願いを綴る「赤ちゃん川柳」

生徒たちは授業を通じて得た気づきや学びを「赤ちゃん川柳」として表現。

11月11日にかえつ有明中学校で行われた発表会には、タレントの藤本美貴さんと、現役保育士のてぃ先生がゲストとして登壇し、生徒たちの発表に耳を傾けた。

代表作の一つ「思いやり 小さき頃の 恩返し」を詠んだ生徒は、「自分たちは赤ちゃんの頃から多くの人のやさしさに支えられてきました。そのやさしさへの感謝を忘れたくないと思い、この川柳を作りました」と作品に込めた思いを説明。

てぃ先生は、「泣いてても 笑って見守る それだけで」という別の生徒の作品に触れ、「笑顔で見守るだけで親御さんは安心する。さらに言うと、『かわいい』と声に出してくれるとママ・パパは嬉しいし、周囲もやさしい空間になる」とコメント。中学生の鋭い視点と、他者を思いやる想像力を高く評価した。

また、藤本さんも自身の育児経験を振り返りながら、「電車で子どもが泣き止まないと、どうしても『申し訳ない』と感じてしまう」と率直な思いを吐露。「そんな時、生徒たちが詠んだような“ちょっとした声がけ”があるだけで、本当に救われる」と深く共感を示した。

学校での学びが地域から社会を変えていく

完成した「赤ちゃん川柳」は、校内発表にとどまらず、地域社会へも発信されている。江東区を中心として、公共交通機関の駅構内や商業施設、図書館など、日常生活の中で多くの人が目にする場所に掲出された。

<主な掲出場所>

公共交通機関:ゆりかもめの一部駅、東京メトロ有楽町線(豊洲駅、新木場駅、辰巳駅)、東京メトロ東西線(木場駅、門前仲町駅)、東京メトロ半蔵門線(住吉駅、清澄白河駅、錦糸町駅)

公共施設:東雲図書館、有明こども図書館、こどもプラザ図書館、東陽図書館、城東図書館、亀戸図書館、砂町図書館、墨東病院

商業施設:東京イースト21、オーケー東雲店、ダイエー 豊洲店、オーケー お台場店

いまピジョンが未来を創る世代に「育児の早期教育」を提供する理由

乳幼児を連れて外出する際、「周囲に迷惑をかけてしまうのではないか」と不安や緊張を感じるママ・パパは少なくない。ピジョンの調査でも、こうした心理的負担が育児中の外出ハードルを高めている実態が明らかになっている。一方で、育児について「地域や社会でさらなる理解が必要」と考える人は約9割にのぼるという。

同社で本プログラムを担当する半澤さんは、次のように語る。
「ピジョンは、『赤ちゃんを知る授業』を今後の未来を創る世代に提供することを通じて、赤ちゃんへの興味関心を高めてもらうとともに、ママ・パパのリアルな育児のお困りごとを知ってもらいたいと考えています。
そして、社会の一員として自分にできる手助けを考えることが、赤ちゃんにやさしい行動につながり、ひい

 
ては赤ちゃんにやさしい社会の実現につながると考えています。
育児をママ・パパが一人で背負うことなく、気軽に相談や助け合いができる社会になるとよいと思います。」

育児を、社会全体でどう支えていくのか。
考えるきっかけを提供する取り組みと言えそうだ。

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