Snapchat に新機能続々登場！世界6億人が使うスナチャのAR体験が大進化、世界6億人ユーザがもっとハッピーに

2022-04-30 2022-10-07 10分15秒

Snap、チャット、ストーリー、Spotlight、マップ、メモリーズなど、画像・動画共有アプリとして、世界中で月間利用者数6億人を突破するほど人気のスマホアプリ――― Snapchat 。

カリフォルニア州サンタモニカを拠点とする Snapchat（スナチャ）は、「第4回SNAPパートナーサミット：BACK TO REALITY」を4月28日（現地時間）に開催し、新機能を続々と発表した。

今回発表されたSnapchat 新機能は、カメラ・ARショッピング・デベロッパー・クリエーターに向けた機能。そのそれぞれのトピックスが、これ↓↓↓

Lens Cloud ストレージサービス

カメラの新機能は「Lens Cloud 」「Lens Studio」の2つ。

Lens Cloud のストレージサービスは、Snap のクラウドにアセットをアップロードし、オンデマンドで呼び出せるので、複雑でインタラクティブな Lens を構築できる。

また、永続ストレージだから、Snapchat ユーザーは前回のセッションを中断したところから再開できる。

Lens Cloud 位置情報サービス・マルチユーザーサービス

レンズ開発者は、世界中の任意の場所に Lens を保存でき、Snap の都市テンプレートも使える。

位置情報サービスが対応する最初の都市はロンドンで、Lens Studio ですでにサービス利用OK。来年にはさらに多くの都市が対象に。

また、マルチユーザーサービスは、同じLensの中で複数のユーザーによるAR共有ができる。

Lens Studio レイトレーシング機能

Lens Studioは、ARオブジェクトをよってリアルに再現できる「レイトレーシング」機能を搭載予定。

レイトレーシングを使用すると、作成したARオブジェクトが現実世界のように光を反射。この機能が今回初めてモバイルデバイスに導入された。

Camera Kit は、Samsung、Disney、Microsoft の Flipgrid のようなブランドをはじめ、初めてアプリを手かける開発者などにも人気の構成。

Samsung は、この Camera Kit を使って Galaxy A シリーズの搭載カメラに Snapchat レンズを導入。それ以来、Snapchatユーザーは10億回以上レンズを使用し、今後は Snap のカメラを Galaxy Fシリーズ・Mシリーズにも搭載される予定という。

ユーザに製品をレコメンドする新技術を複数投入

6千万回以上もAR試着体験に利用された Zenni Optical 社の ARレンズ。商品が実際のサイズ感で見える技術を使用したこのレンズは、そうでないレンズと比較しても、広告費に対する ROI が42％も拡大。

さらに Snap は、ブランドが AR を通じてユーザに製品をレコメンドする方法をさらに向上させるべく、さらに複数の新技術を投入する予定。

Snap 3D Asset Manager で商品を3Dモデル化、返品率を最小限に

この Snap 3D Asset Manager によって、ARでのショッピング体験をより迅速かつかんたんに構築できるようになった。

ブランド各社は、カタログに掲載されているあらゆる製品の3Dモデルをリクエスト・管理・最適化できるようになり、しかもショッピング用レンズは数秒で追加費用なしで作成できる。

これにより、コンバージョン率の高いAR試着体験を実現し、着替えることなく試着できる新感覚のショッピング用レンズで、返品率を最小限に抑えることもできる。

ファッショントレンドを検索・発見・共有できる Dress Up

Dress Up は、クリエーター・小売業者・ファッションブランドによる最高のARファッションと試着機能がワンストップで楽しめる Snapchat の新しいデスティネーションレンズ。

Lens Explorer から検索、またはARバーのスナップカメラからワンタップで利用可能。

世界中のユーザは、この Dress Up からファッショントレンドを検索・発見・共有できる。

また、Snapchatユーザーは、プロフィール設定で自分の好みを登録できるため、お気に入りの商品にかんたんに戻れるのも特徴。

この Dress Up が、Snapchat で初めてファッション体験できる、専用サーフェスに。

アプリ開発キット「Camera Kit for AR Shopping」を提供

Snap は、コマースパートナーの自社アプリやサイトに、Snap のAR試着用カメラ機能「Camera Kit for AR Shopping」を提供することに。

この Camera Kit for AR Shopping は、小売業者やブランドの商品詳細ページに Snap の試着レンズを導入し、顧客のデジタルショッピング体験を向上させる AR用SDK（ソフトウェア開発キット）。

Camera Kit for AR Shopping は、Android と iOS に対応。近日中にオンライン版も発表する予定という。

Live Nation とのパートナーシップも

Snap は、Live Nation とのパートナーシップについても発表。

同社は、Snapchat でしか利用できないカスタムメイドの没入型ARを通じ、パフォーマンスを段階的に拡大させ、アーティストとファンとの間に深いつながりを生み出していく構え。

5月の「Electric Daisy Carnival」を皮切りに、シカゴ「Lollapalooza」、ロンドン「Wireless Festival」、マイアミ「Rolling Loud」、ニューヨーク「The Governors Ball」など、各フェスティバルでこの Snap AR を活用し変革を起こしておくという。