『白蛇伝』『太陽の王子 ホルスの大冒険』……日本初長編フルカラーアニメーション映画のすべてはここから始まった―――。

「1956年、東京・大泉に東映動画スタジオが設立され、日本初長編フルカラーアニメーション映画が製作されました。

このスタジオからたくさんの名作が生み出され、ここで育った人材が日本のアニメを発展させていきます。

スタジオの中をミニチュアで再現しました。当時の熱気を感じていただけたら幸いです」

―――そう語るのは、特撮研究所 三池敏夫 美術監督。彼が手がけた東映動画スタジオ1/25リアル模型が、期間限定で公開される!

1/25リアル模型とVRChat内3DCG を12/21同時公開

東映アニメーションは、メタバース・プロジェクト『ONN’ON STUDIOS』(オナノン スタジオ)を始動させ、当時「東洋一を誇る最新最大のアニメーション制作スタジオ」といわれた「東映動画スタジオ」を1/25リアルミニチュアとソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」内3DCGモデルで再現し、12月21日から同時公開する。

1/25リアルミニチュアは新宿バルト9で12/21公開

東映動画スタジオ1/25ミニチュアの制作は、ゴジラシリーズやウルトラマンシリーズなどの特撮美術を務めている、特撮研究所 三池敏夫 美術監督が手がけ、当時の東映スタジオを特撮映画さながらの高い完成度で再現。

12月21日~2023年1月9日、シネマコンプレックス「新宿バルト9」で展示するから、要チェック。

―――いまこそ、『白蛇伝』(1958)や『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968)など、多くの有名作品を生み出してきた当時のスタジオを体感できるスペシャルなモデルを、この目で確かめてみて。

VRChat「Onnon_ToeiDogaStudio1956」は入場無料

VRChat「Onnon_ToeiDogaStudio1956」は、12月21日 13:00~公開。

入場は無料で、詳細は公式Twitter(https://twitter.com/Onnon_Studios)で紹介するというから、こちらも要チェック。

アニメ制作の第一線現場を建物から体感!

今回の東映アニメーション メタバース・プロジェクト『ONN’ON STUDIOS』(オナノン スタジオ)について、野口光一 統括プロデューサーはこうメッセージを伝えている。

「このプロジェクトは、アニメーション制作の初期、中期、現在を振り返りつつ、バーチャル空間にコミュニケーションの場を提供します。

まず最初の今回は、初期企画展として、東映動画スタジオ(一期棟)をリアル(ミニチュア)とバーチャル(VRChatのワールド)で制作しました。

1956年4月11日に東映動画・漫画スタヂオの建設が計画され、1956年9月26日に竣工式、同年末に完成。翌年1月9日より本格的な稼働が始まり、東洋一を誇る最新最大のアニメーション制作スタジオが誕生しました。

(今回の展示で)どのようにアニメーション制作をしていたか建物から体感していただきたいと思います。

このプロジェクトの(ONN’ON=On and on)は、(延々と)という意味があり『ONN’ON STUDIOS』は終わることのない拡張し続けるメタバースワールドです。

今後、中期企画展として1990年代の世界を知るワールド、現在企画展としてマルチコンテンツのワールドを発表していきますので『ONN’ON STUDIOS』にご期待ください」(野口光一 統括プロデューサー)

―――いよいよ始まる、東映アニメーション メタバース・プロジェクト『ONN’ON STUDIOS』(オナノン スタジオ)。

野口Pがいうように、1990年代の世界を知るワールドなども公開されるというから、今後の動きに注目を!

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