チョコレートの製造過程で発生するカカオ豆の皮―――カカオハスク。

このカカオハスクを活用し、持続可能な新しいプロダクトで社会課題解決に貢献できないか。

そんな問いに、小学4~6年生が立ち上がり、200以上のアイデアが出てきて、優秀賞3作品などが決まった。

それが、「小学生カカオハスクアイデアコンテスト2022」

この「小学生カカオハスクアイデアコンテスト2022」を開催したのは、チョコレートのロッテ。

ロッテは、「カカオハスクを子どもたちの柔軟な発想で新しい素材としてとらえてもらい、いままでにない商品やサービスを、今後もいっしょに考えていきたい」という思いから、このコンテストを開催。

小学4~6年生を対象にアイデアを募集し、全国から200以上のアイデア作品が集まった。

そして慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 蟹江憲史 教授、チョコレートジャーナリスト・ショコラコーディネーター市川歩美氏、ロッテ 執行役員 中央研究所 芦谷浩明 所長らが審査し、優秀賞3名、佳作7名、学校賞1校を決定。

バレンタイン直前の2月11日、東京・渋谷 LOTTE DO Cacao STORE で表彰式を行い、各受賞者がオンラインで出席。それぞれがアイデア作品への想いを伝えた。

小竹めいさん「カカオ’s まくら」

「日本人の多くが睡眠に満足できていないなか、わたしは「カカオ’s まくら」を考えました。

カカオハスクには、リラックス・脱臭などの効果があり、快眠へと導いてくれます。

ホテルや旅館とコラボすれば、多くの人にカカオハスクを知ってもらえると思います。

カカオの現状を知り、チョコレートで応援する機会が生まれればとも思っています」

(小竹めいさん/大阪府 大阪市立九条南小学校・5年)

志賀広望さん「カカオハスク動物園」

「動物園好きのぼくは、「動物が臭い」と思っている人に向けて、カカオハスクの香りでその臭いを消せたらいいなと思いました。

そこで、服や軍手をカカオハスクで染めたり、カカオハスクを固めて岩や看板に仕立ててはどうかと考えました。

さらに動物たちがいる床にも柔らかいカカオハスクを敷いてもいいと思いました。実現すれば、動物も人も幸せになれると思いました」

(志賀広望さん/東京都 日野市立日野第五小学校・4年)

久保創さん「カカオハスクでごみ箱」

「夏になると、どうしてもごみ箱が臭くなります。

カカオハスクには、臭いを吸収したり、アロマ・リラックス効果があることから、このカカオハスクでごみ箱を作れないかと考えました。

カカオハスクで固めた板状のパーツで組み合わせて、ごみ箱を作れば、脱臭効果はもちろん、部屋での集中力アップや、より多くの人にカカオハスクを知ってもらえるとも思っています」

(久保創さん/神奈川県 横浜市立中沢小学校・6年)

各審査員もカカオの可能性を最大限に広げるアイデアに期待

今回の「小学生カカオハスクアイデアコンテスト2022」応募アイデア作品を審査した慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 蟹江憲史 教授、チョコレートジャーナリスト・ショコラコーディネーター市川歩美氏、ロッテ 執行役員 中央研究所 芦谷浩明 所長は、こう総評している。

「どの作品も資源の有効活用を正面からしっかりと考えていて、すばらしいと思いました。この課題に限らず、ほかの資源課題にも活かせると思います」(蟹江憲史 教授)

「すばらしいアイデアの作品ばかりで、これほど審査が難しかったのは初めてでした。カカオハスクが、こうしたすばらしいアイデアで、新しいものにつくり変えられる可能性を、皆さんの豊かな創造性から学びました」(市川歩美氏)

「30年間、チョコレート作りに関わってきましたが、このようなアイデアに初めて出会いました。最もうれしかったことは、みんなチョコレートの香りに着目して発想してくれたことです。ステキなアイデアを形にできるよう、研究にいっそう励みます!」(芦谷浩明 所長)

カカオの可能性を最大限に広げる活動「LOTTE DO Cacao PROJECT」に注目

ロッテは、持続可能な社会をめざし、人々のウェルビーイングのため、カカオの可能性を最大限に広げる活動「LOTTE DO Cacao PROJECT」の一環として同コンテストを開催。

「チョコレートはもちろん、飲料、衣服など様々な領域へ、カカオを通して、ワクワクする未来につながるものづくりに挑戦し続けていく」(ロッテ)というから、詳しくは公式サイトをチェックしてみて↓↓↓
https://www.lotte.co.jp/products/brand/docacao/

DO Cacao chocolate:カカオ豆の栽培から携わって作ったチョコレート

CACAO TIE:カカオハスクから染料抽出し染色したネクタイ

CACAO GIN:カカオハスクをボタニカル原料としたロッテ初のクラフトジン

◆小学生カカオハスクアイデアコンテスト2022
主催:ロッテ
後援:朝日新聞社メディアビジネス局
協力:朝日学生新聞社

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