コントラクトフード、フードサービス、ヒューマンリソース、再生医療、スポーツ・エンターテイメントと、分散していた事業領域の各取り組みを、ひとつの空間で横断的にかかわせ、新たなシナジーを生み出せないか―――。
そんな、企業の課題を解決すべく、新たなコンセプトエリアが、東京・大手町 大手センタービル16階に誕生した。
ONODERA GROUP 本社に Re+Izm 誕生!
ここは、全国2700か所でコントラクトフード事業を展開する LEOC を中心に、食・スポーツ・人財・健康を軸に事業展開する ONODERA GROUP の本社フロア。
皇居をみおろせるこのフロアに、あす2月17日にオープンするのが、グループ社員むけサステナビリティ・コミュニケーションラボ―――「Re+Izm」(リズム)。
ONODERA GROUP は、サステナブルな未来にむけた企業の社会的責任が重要性を増すなか、ここ「Re+Izm」という空間から「グループ各社でそれぞれ行われてきた取り組みをシェアしあい、新たなチャレンジを生み出していく」という。
ONODERA GROUP のコントラクトフードを実体験できる場にも
ONODERA GROUP 大手町本社に出現した「Re+Izm」は、サステナブルな考え方をより具現化し、「持続可能な社会づくり、豊かな未来」を考え、体験するコンセプトエリア。
社員にとっては、自分をリフレッシュさせ活性化する場に。また顧客やパートナー企業などにむけては、 ONODERA GROUP が手がけるコントラクトフードを実体験できる場として活かしていく。
グループ事業の提案力アップにつなげる舞台装置に
この「Re+Izm」という名には、「Refresh」「Respect」「Relate」「Remind」「Reduce」「Reborn」の6つの“Re”が込められている。
LEOC のバリスタと焙煎士によるオリジナルブレンドコーヒー「The Bridge」(ザ・ブリッジ)や、グループ企業のベーカリーである「ブーランジェリー・ボヌール」の店舗でやむを得ず売れ残ってしまったパンなど、これまでグループ各社が単独で行なってきたサステナブルな取り組みを広く発信する“舞台”という役割を果たす。
田島利行 代表取締役会長CEO は、「社内外の交流を促進し、これまでになかったアイデアを生み出すことで、LEOC を中心としたグループ事業の提案力アップにつなげていく」という。
―――ということで、ここからその6つの“Re”を体現したそれぞれの“居心地”をみていこう。
Refresh―元気を回復させること、気分一新
コーヒーや軽食と共に、カフェでちょっと一休み。
ほかの社員との気軽なコミュニケーションや打ち合わせ、時には横浜FCの応援イベントなど、社員の心をつなぐ取り組みも。
心と身体をリフレッシュさせ、心身の健康へつなげていく。
LEOC オリジナルブレンドコーヒー“The Bridge”
2022年6月に開発した LEOC オリジナルブレンドコーヒー“The Bridge”を常時提供。
「生産地への貢献」をテーマに、厳格な基準をクリアしたコーヒー豆のみを使用。
価格は従来の水準に抑えつつ、同社所属のバリスタ松田賢哉と鞍川貴之焙煎士の監修による、甘味・酸味・コクのバランスがほどよく取れた飲みやすさが特徴。
エシカルフードとは思えないほど美味しい“L’thical”(エルシカル)
代替たんぱく質をメインに使用し、「エシカルフードとは思えないほど美味しい」をめざしたサステナブルなフードブランド“L’thical”も。
社員からの率直なフィードバックをもとに、メニューはさらにブラッシュアップされるという。
Respect―尊敬する、重視する、尊重する
カフェでの交流や様々なイベントなど、“Re+Izm”を通じて多様な人を知り、お互いへのリスぺクトを育む取り組みを推進。
ランチどきには、社内の多彩な人財を紹介するコーナーの開催や、LGBTに関する外部講師を招いたセミナーも開催していくという。
Relate―関連する、結びつける、共感する
“Re+Izm”における売上の一部を、LGBTQを含めたすべての子どもがありのままの自分で大人になれる社会の実現をめざす認定NPO法人 ReBit(リビット)に寄付。
さらに、NPO法人 TABLE FOR TWO International による「おにぎりアクション」関連イベントも実施していく。
Remind―思い出させる、気づかせる
ヘルスケアゾーンやカフェ各所にある仕掛けから、サステナビリティへの気づき・学びへ。
社内研修制度「LEOC大学院」受講生による禁煙セミナーや栄養相談会など、健康に関するセミナーも開催していく。
Reduce―減らす
グループ企業のベーカリーである「ブーランジェリー・ボヌール」の店舗で、やむをえず売れ残ってしまったパンを、再び再調理して常設販売。
マイボトル利用を推奨する取り組みも行っていく。
Reborn―再生
普段捨てられてしまうものを再生・循環へ。
“Re+Izm”で排出されたコーヒーかすから石鹸を製作するワークショップや、コーヒーかすを補助肥料として栽培した野菜のマルシェを開催。
「ゴミをゴミのままにしない取り組み」を推進していく。
―――ここ「Re+Izm」(リズム)から生まれる ONODERA GROUP 各事業の横断的シナジーとは、いったいどんなインパクトがあるか。楽しみ。
記者発表会に登壇した田島利行 代表取締役会長CEO と、オレンジワークス 桜井伸作 エグゼクティブ・プロデューサー