いよいよ新型車両 273系(4両編成11本登場予定)が2024年春から走り出し、国鉄形特急電車 381系 が姿を消していく時代へと入った、山陰・山陽連絡特急 やくも(岡山~出雲市)。
この特急 やくも に乗って山陰を旅するとき、鉄道好きは島根県の県庁所在地 最寄り駅、松江駅のひとつ手前、東松江駅を車窓からよくみてみて。
もしくは、東松江駅のまわりにたたずむおだやかな水辺の集落をゆっくり歩いてみて。
ここ東松江駅は、かつて貨物列車が発着した山陰線の鉄路の拠点だったって、知ってた?
貨物駅としてにぎわい、海へ向けて支線もあった!
松江のひとつ手前の駅、東松江は2面3線のホームを持つ無人駅。駅舎は山側を向いてたち、海側にある港の物流系エリアに背を向けている。
東松江駅は1908(明治41)年に開業。当時は馬潟駅(まかたえき)と名のっていた。いまも東松江駅周辺は馬潟と名のる地名のほか、「馬潟港扱店」といった物件名もいろいろ残ってる。
この馬潟港という名のとおり、この東松江駅の海側には、宍道湖と中海を結ぶ大橋川の東側拠点、馬潟港があった。
しかも、この東松江駅から松江寄りで山陰線と分岐し、海側へ貨物支線の線路がのび、馬潟港駅へと通じていた。
島根県唯一の“JR貨物の駅”を歩く
そんな東松江~馬潟港 貨物支線も、1975(昭和50)年に廃止。
1990年代には貨物列車の往来も消え、島根の鉄道物流拠点として栄えた東松江駅の広い貨物ヤードから、貨車や機関車が姿を消した。
その名残が、この画像↑↑↑でわかる。これ、貨物駅やコンテナ取り扱い駅を利活用しオフレールステーションへと変えた流れのひとつ。
貨物列車が消えてから、東松江オフレールステーションとなって、現在はJR貨物 東松江新営業所という地。
正面玄関には「JR貨物 東松江駅 日通松江流通センター事業所 山陰運送東松江営業所」とかろうじて文字が認識できる色あせた看板も出ている。
そう。ここは、2015年に山陰線が第二種鉄道事業免許を廃止したあと、島根県で唯一営業しているJR貨物の施設に―――。
いまは、愛知機関区 EF64(岡山)電気機関車けん引の伯備線経由 貨物列車で伯耆大山駅(鳥取県米子市)に届いたコンテナ類の一部がここ東松江新営業所に集まり、ここからコンテナが個別に各地へと向かっていくという。
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―――さて、次は東松江駅を離れて、国道沿いにぽつんといるワムに会いに……。お楽しみに。