日本好きアジア消費者データをマーケティング活用したい地方自治体・企業は、このサービスにいま注目―――。

JTBグループで、アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する Fun Japan Communications(東京都港区)がことし2月に立ち上げた新サービス「FUN! JAPAN・KIZUNA」(https://kizuna.fun-japan.jp/)だ。

2024年の旅行動向の見通しとして、訪日旅行者数が過去最高と予想されるなか、「日本とアジアの架け橋」としてデジタルコミュニティマーケティングをより加速させ、世界中の“日本好きたち”が注目しているというこの新サービス「FUN! JAPAN・KIZUNA」の特長とは―――。

日本語・英語・中国語の3言語同時通訳で会員同士が交流

「FUN! JAPAN・KIZUNA」では、国籍を問わず、日本語・英語・中国語(繁体字)の3言語の同時通訳で会員同士の交流を楽しめる。

また、日本好きの外国人のみならず、日本在住者(日本人・在日外国人)の登録を推進することで、これまでインターネットではなかなか検索できなかったような「地元在住者ならではの地域情報」や「好きなテーマに関する“生の声”」を、日本好き外国人へ届けることで、日本での滞在をさらに豊かにできる。

さらに、中長期視点においては、登録会員同士の交流の活性化をはかり、ユーザー同士で交流しながら日本の情報や体験を「提供し合う」プラットフォームをめざし、多様化する訪日旅行者の最新ニーズを把握することで、さまざまな事業活動やサービス提供につなげられる。

同時翻訳機能、会員登録方法、投稿キャンペーンなどにも注目

◆同時翻訳機能―――サイトの利用時に日本語・英語・中国語(繁体字)を選択でき、ユーザーは選択した言語でコメントを投稿できる。投稿されたテキストはそれぞれの会員が選択した言語に翻訳されてメッセージが届くことで、複数カ国のユーザーが好きなテーマで自然と交流をはかれる。

◆会員登録方法―――新規登録ボタンを押すと、メールアドレスとパスワードを設定するだけでかんたんに会員登録できる。

◆投稿キャンペーン―――会員登録し「FUN! JAPAN・KIZUANA」を積極的に利用したユーザーを対象に、「投稿キャンペーン」を2月中に実施予定。

「訪問先の地域に住んでいる地元の人からの情報がほしい」「日本人と交流したい」

FUN! JAPAN は 2023年8月、沖縄をテーマにしたオンラインイベントを開催。過去最高の71名がイベントに応募し、実際に31名が参加したこのイベントでは、アンケート回答者の94%が「沖縄に行く予定がある」と回答。

また、そのうち60%の参加者が「6か月以内に沖縄へ行く予定がある」とも。旅行前の情報収集の手段としてイベントに参加した会員が多かったことが伺える。

さらに、オンラインイベント内での参加者の声としては、「訪問先の地域に住んでいる地元の人からの情報がほしい」「日本人と交流したい」という声が多くあがった。

日本好き外国人がリアルな地元情報を得られる仕組みを

日本好きの外国人旅行者は、インターネットや SNS で「自分で上手に情報収集」をする傾向にあるなか、ディープな日本好きは「日本人の生の声」を情報源として好む傾向にある。

こうした日本好き会員のニーズに応えるかたちで、「FUN! JAPAN・KIZUNA」では、複数ヵ国の日本好き外国人同士でチャット掲示板での会話が楽しめるだけでなく、日本に住んでいる日本人、または在日外国人の会員化も推進し、日本好き外国人がリアルな地元情報を得られる仕組みをつくっていくという。

「Fun Japan Communications はさまざまな地域、企業との共創を通じて新たなサービスを展開していくとともに、新サービス『FUN! JAPAN・KIZUNA』を通じて、当社理念のとおり「日本とアジアの架け橋」という使命を果たし続けていきます。今後も、『FUN! JAPAN・KIZUNA』にご期待ください」(JTBグループ Fun Japan Communications)

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