東海道新幹線 名古屋駅のひとつ先、岐阜羽島駅からレンタカーで渋滞のない高速道で1時間。名古屋駅から中央線 特急 しなの で1時間。

五街道のひとつで、東京と京都・大阪などを海沿いで結ぶ東海道に対し、現在の群馬・長野・岐阜の山間を抜けて結ぶ中山道(なかせんどう)の宿場、江戸文化、養蚕の大正文化、三万石の城下町と豊かなときをつなぐ街―――。

それが岐阜県 恵那市(えなし)

名古屋や京都・大阪がにぎわういま、長良川・木曽川がつくるエモーショナルでダイナミックなリバーカルチュアと、織田信長や明智光秀、いやそれ以前の歴代の人たちが築いてきた文化・歴史・食・技が有機的に結びつく 岐阜 が、いま、すごくおもしろい。

西濃・岐阜・東濃・飛騨と、大きく4つのエリアをつくる岐阜県のなかでも、東濃エリアで愛知県との県境に位置する恵那市は、明智光秀ゆかりの地へと結ぶローカル線 明知鉄道が走り、江戸時代の面影を色濃く残す山城が点在するスローな時間が流れる地。

ここ恵那でいま開催されている注目の特別展が―――。

中山道広重美術館「潜入! 江戸の浮世絵出版社」

NHK大河ドラマ 横浜流星 主演「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で、流星が演じる蔦屋重三郎をとりまく世界が、いまここで体感できる。

ここ中山道広重美術館「潜入! 江戸の浮世絵出版社」展では、浮世絵版画(錦絵)の企画・制作・販売を統括した、江戸時代の出版社・版元(地本問屋)に注目。

横浜流星演じる蔦屋重三郎(耕書堂)をはじめとする版元の仕事を掘り下げ、ヒット作を生み出すための販売戦略や出版流通の様相を探る。

さらに、浮世絵師・歌川広重の画業を概観しながら、「めいしょ広重」をプロデュースした主要な版元たちも紹介。

商業出版物として大量生産された浮世絵の一側面に焦点をあてるとともに、絵師・彫師・摺師による制作のウラ側へ潜入する展覧会に―――。

みどころの詳細は、公式サイトをチェックして、ゆっくりじっくり岐阜を旅しながら、蔦重の世界を体感してみて↓↓↓
https://hiroshige-ena.jp/exploring-ukiyo-e-publishing-in-edo/

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